当院では東洋医学の考えの基に、表面にでている症状と根本原因を一緒に改善する「標本同治」を治療方針とし、まずは辛さを取り除き、その症状を繰り返さないようにする、又これからでてくる可能性のある症状の予防をする事を目指しております。その為、一見症状とは関係がないと思われる箇所にも施術を行う事が多くあります。お一人お一人、その日その時で異なりますので相談しながら進めて参ります。

自律神経が「エンジンモード」から「休息モード」へ切り替わる、このスイッチの変換が私達の健康に大きな役割を果たしている事から、施術によるリラクゼーションを大切にしております。鍼灸治療はそれ自体にリラックス効果がありますが、「鍼」を身体に用いるという事に緊張されてしまう方もいらっしゃいます。当院では鍼灸治療にアロマセラピーや温かい石を取り入れる事で緊張を取り除き、又相乗効果を得る治療もご用意しております。

ご予約は「お問合せ」、又はメール・お電話にて承っております。
当日のご予約も可能です。
お電話に出られない場合は早めにお掛け直しいたしますので恐れ入りますが留守番電話にお名前/電話番号/メッセージをお願いいたします。

電話受付時間　09：00-15:30（問合わせフォーム、メールはその他時間帯も可能）
診療日時　月曜-金曜 09:00-18:00　土曜：09:00-17:00
*早朝08:30及び夕方16:30-19:30のご予約は事前予約により可能となります。

鍼は筋肉、関連部位やツボと呼ばれる場所に行われ、血流の確保、水分停滞の解消、筋肉疲労の改善等の利点があります。鍼は長さや太さも様々で、目的や身体の流れを考え、刺入角度等も決められます。
局部的に刺激を与え身体を反応させる事ができ、筋肉の硬結等に対しても即効性が期待できます。当院では東洋医学的な診断による体調を整える鍼治療、及び神経の走行、筋肉のトリガーポイント等を考慮して刺激を与える箇所等を決めていきます。用いる鍼は１回きりの使い捨ての鍼となります。

お灸にはヨモギの葉をすり潰した、もぐさというふわふわした物が使われます。循環が停滞している部分、周囲と比べ温度が異なる箇所や触感が異なる箇所等に用いる事で症状の改善、免疫力向上等の効果をもたらします。もぐさの揮発成分であるシネオールには浄化作用、炎症や痛みを抑える効果もあります。
お灸の形は棒の形の棒灸、鍼の上で燃やされる灸頭鍼、直接肌にすえる透熱灸等様々で、熱さの程度や操作方法も目的により使い分けられています。当院では主に米粒・米粒の半分程の大きさを用いて全身の必要箇所に丁寧にお灸を施していきます。

吸い玉は筋筋膜の緊張を取り去り筋肉疲労の改善を促します。又血流が阻害されている箇所の改善にも極めて高い効果を発揮します。カップは目的の箇所に配置する他、スライドさせ吸い上げながら流れを作る方法等も行われます。
当院では改善が見られにく箇所や、触診・望診（観察）等により必要と判断する箇所に積極的に使用しています。

精油は３つのルートで心身に作用します。鍼灸治療やマッサージと併用する事で、血液・リンパ液の促進、自律神経の調節等の働きがより円滑に行われます。最近では大脳とアロマセラピーの関係の研究が進み認知症の予防等でも医療機関で
積極的に取り入れられています。当院でも患者様の症状、治療の時間帯等により、用いる精油・使用方法を工夫して組み込んでいます。尚、使用してい製品はオーガニックの良質なアロマですので安心してお身体に用いる事ができます。

マッサージは関節や筋肉組織を動かしながら様々なテクニックを用いて全身に行われます。痛みの除去、機能の維持・強化・回復や予防等、利点も多くあります。
慢性的な痛みの症状、筋肉疲労やストレス等からくる様々な不快感を解消する効果は既に臨床現場でも認められています。当院では神経の走行、痛みを感じる箇所、トリガーポイントや関節の動き等と共に東洋医学的に診て必要と考えるツボ等にもアプローチしていきます。手技は指圧・オイル双方の利点を考慮し選択又は組み合わせて行われます。

温かい石を身体の局所に置く方法（置石）や石をマッサージのようにスライドさせて行う方法等があります。温熱療法として身体を温める事のみならず、温かい石が皮膚や筋肉に対して滑らかに動く事で副交感神経の働きが高まりストレスの緩和等にも効果的です。当院では岩石である玄武石を温め足先からお顔まで必要な箇所に、置石・スライドさせる等の方法で治療に組み込んでいます。